こんにちは
のりのりキッチンラボ のりこです
魚をさばけるようになったのも独学です
本を見ながらさばけるようになりました
最初はイワシやアジなどの小さな魚をキッチンバサミでさばくところから
旅行先でお気に入りの出刃包丁に出会い、魚のさばき方の本を買い、私の世界は広がりました
私の料理教室でも「魚さばき」は人気の講座です
今回は「でっかいブリを買ったけど、家族が少ないので食べきれるかな」
と心配している方に食べつくし方をご紹介します
↑ ちなみにこの大きさで1000円以下です
三枚におろす
頭を切り落とし三枚におろします
おろし方も撮影したかったのですが今回は割愛しました
腹骨をそぐ
腹骨をそいで取り除きます
取り除いた部分もアラ炊きに使うので捨てないでください
身を使用目的ごとに切り分ける
三枚におろし、腹骨を取り除いた身を切り分けます
今回は
- 刺身用
- ヅケ用
- 塩焼き用
- 照り焼き用
に分けました
まず、尾の部分を切ります
それから背と腹に分けます
刺身用の身の皮をむき、盛り付ける
半分を刺身にします
刺身用の身の皮をむきます
↑写真撮りながらであわてて、ガタガタになってしまいました
ゴメンナサイ<m(__)m>
大根がおいしい時期だとツマも作るんですが、今回はシンプルにお刺身だけ盛り付けました
ちなみにお皿は「漆器」です
葉っぱの形をしています
ヅケを作る
刺身の残りと背と腹を分けて残った部分と中落ちをヅケにします
刺身を切るときに切りそこなったり、端っこで見栄えがしない部分もヅケにします
背と腹をわけて残った部分の皮をむきます
皮は魚の骨抜きで引っ張ればむけます
皮をむいたら身に残った骨を抜きます
取り残さないように指でよく確認して骨を全部抜いてください
骨を抜いたらお好みの大きさに切ります
ザクザクっと切った食感が好きなのでこんな感じに切りました
薄切りにしてもおいしいですよ
次に中落ちから身をとります
スプーンでこそげとってください
中落ちはアラ炊きにしてもおいしいのですが、ヅケにするとブツ切りしたものと食感が違うのでヅケにしています
↑三枚おろしが上手にできなくても中落ちがたくさんとれるのでここで挽回です
醤油と酒を1:1で合わせて刺身の切れ端、ブツ切りした身、中落ちを漬けます
すぐに食べるより、冷蔵庫で一晩寝かせたほうがおいしいです
半分の身を照り焼きと干物にする
残った部分を塩焼きと照り焼きにします
まずはブツ切りにしてください
まずは照り焼きの準備です
甘いものが苦手なのでこれも酒と醤油1:1で漬け込みます
↑この状態で冷凍保存することもできます
冷凍するときはチャック付きビニール袋に入れると便利です
一晩おいて、魚焼きグリルで焼きました
次に干物の準備します
お弁当用にしたかったので干物にしました
水に対し10%の塩を入れ、塩水を作り身を40分くらい漬けます
そのあと流水で洗い、乾かします
魚焼きグリルで焼きました
冷ましてお弁当に入れました
お弁当に魚を入れるとき、干物にするようにしています
食べやすいからです
アラの下ごしらえ
アラを下ごしらえします
頭を割ります
カマを外します
頭、カマ、腹骨をボールに入れ、熱湯を上からかけます
まんべんなくかけてください
かけ終わったらすぐにお湯を捨て、流水でアラを洗います
熱湯で火傷しないように注意してください
↑新品の歯ブラシを使うときれいに血合いがとれます
茶色く変色した血合いをきれいにとるとおいしく食べられます
頭をアラ炊きにする
頭をアラ炊きにします
砂糖を使うこともあるのですが、ショウガをきかせたかったので醤油と酒を1:1くらいにして炊きました
水はほとんど使いません
落し蓋をして蓋をし、中火で煮ます
全体に火が通ったら落とし蓋をとり、汁をかけながら煮ます
大変ですが、汁をかけることにより味がしみこみ、おいしくなります
カマを塩焼きにする
カマの両面に塩をし、15分くらい置きます
浮いてきた水分を軽くキッチンペーパーなどで拭き取り、魚焼きグリルで焼きます
流水で洗う時、しっかり血合いや不要な膜を取っていると塩だけなのにおいしく食べられますよ
ブリを色んな料理に利用すると少人数の家族でも食べきることができます
おすそ分けしても喜ばれますよ
魚をさばくときに使う骨抜きはこれがおススメ
色々使いましたがシンプルなものが一番使いやすいです
ぜひ、ブリ一本食べ尽し、挑戦してみてください